個人年金保険に契約中だけど、今から解約すべきなのか判断できない。
こんな悩みを持っている方に向けての記事です。
本記事を読めば、以下のメリットがあります。
・個人年金保険のメリット・デメリット、見落としやすいポイントがわかる
・解約すべきかの判断基準を投資信託の運用と比較した結果がわかる
今回ご紹介する記事は後田淳さんの”いらない保険”より一部情報を引用しています。
後田享さんの略歴
・某大手生命保険会社歴10年勤務後に独立
・現在はオフィスバトン「保険相談室」代表として執筆やセミナー講師、個人向け有料相談を手掛ける
関連記事:保険の経費率は30%以上 !?知らないと損をする保険の真実
個人年金保険は今すぐ解約すべき?投資信託との比較

個人年金保険は今すぐに解約すべきかという答えに対して即答でYES/NOの答えを出すことはできません。
なぜなら、人それぞれ保険に入る理由や加入状況が異なるからです。
私達ができることは、以下2点です。
①個人年金保険のメリットやデメリットを正しく理解すること
②個人年金保険を解約して投資信託で運用した時のシミュレーション結果を知ること
⇛解約時の違約金や運用利率などを計算して数字で判断することが重要です
それぞれ解説していきます。
①個人年金保険の2つのメリット
私は4年ほど前に個人年金保険に加入しましたが、その時の加入理由が以下2点です
・長期的に預金よりお金が増える
・生命保険料控除が受けられる
・優しい保険のお姉さんの笑顔が素敵✨
まずは私が加入した時の個人年金保険の内容がこちらです。
M・Y生命保険
加入期間:4年間
積立額:月1.5万円(年間18万円)
払込総額:72万円(解約金:15万円)
55歳までに払込完了。70歳まで据え置き
受給期間:70歳から10年間
満期保険金:679万円(積立額522万円の130%相当)
運用利率(IRR):0.90%
加入時には以下のデメリットを考えられていませんでした。
・長期的な投資だけど、ノーリスクで元金が130%になるならお得!
⇛将来のインフレリスクを考慮できていなかった
・65歳までの資金拘束が激しいデメリットに(緊急時に引き出せない)
・生命保険料控除が受けられるからお得!
⇛所得税の控除額は年間8000円のみ(8000円×27年間=21万6000円だけです)
個人年金保険の2つのデメリット
次に個人年金保険の2つのデメリットです。
・保険会社に手数料を取られる仕組み
・途中で解約すると違約金がかかる(私の場合4年後で15万円)
当たり前ですが、積立年金保険も商品ですから保険会社も利益を得る必要があります。

引用;いらない保険より抜粋
また、途中解約すると違約金が発生するため、一度加入してしまうと辞めにくいのもデメリットの一つです。
②個人年金保険と投資信託の運用シミュレーションの比較
結論から言うと個人年金保険はぼったくりの投資信託です。
なぜなら資金拘束という最大のデメリットもある上に、運用利回りが明らかに低いからです。
私が加入していた個人年金保険と投資信託をそれぞれ70歳まで運用したと仮定した場合の比較結果がこちらです。↓
※違約金ありはすぐに個人年金保険を解約して投資信託に全額初期投資したと仮定する


個人年金保険+生命保険料控除額22万を合わせても、投資信託の運用利回り1%にも及ばない結果です。

さらに投資信託でS&Pなどの優良インデックスファンドに投資すると年率7%のパフォーマンスも現実的です
いかに個人年金保険が割高な商品かを実感できると思います。
インデックスファンドの有用性を知りたいよって方はこちらの記事を参考ください。
お金の基礎・税金・投資を学びたい方必見の名著7冊の評価とレビュー
インデックス投資は勝者のゲームを読めば、米国の投資信託で長期投資をした場合に損をしにくいことが理解できます。
個人年金保険は今すぐ解約すべきの記事のまとめ

・個人年金保険のメリットやデメリットを正しく理解すること
・個人年金保険を解約して投資信託で運用した時のシミュレーション結果を知ること
⇛解約した時の違約金や運用利率などを計算して数字で判断すること
私が加入していた個人年金保険は利回り1%の投資信託に及ばない商品であった。
以上、個人年金保険は今すぐ解約すべき?投資信託との比較についてご紹介させていただきました
私自身、45歳で配当金10万円を得る目標があるので、無駄な出費は出来る限り避けたいと思っています。
現状はこちら:【2020年6月版】45歳で月10万円の配当金を得るステップ
私の入っている保険の計算方法がわからないよ〜といった方はコメントいただけたら回答させていただきます。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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